火鍋食べ放題の店「Auciel」

 

中国人街というのはどこにでもあるが、パリには日本でのように日本ナイズドされていない、なまの中国人街がある。中国語しかほとんど話せないまま、パリで生まれて死んでいく中国人たちがたくさんいる。

 

かといってとくに政府に声高に自治権や独立を求めたりするわけではないし、政治的に代表を立てたりするということもないようだ。ほかの国でもこうした人々(日本語では「華僑」という)がいて、独自の文化を形成している。

 

裏を返せば、パリではわりと本気の中華が食べられるということでもある。写真はAUCIELという店の「火鍋marmite」。なんと具材は肉を含めて食べ放題である。それほど値段も高くないので(3000円くらい)人気店である。予約も一週間以上まえからは受け付けていないようだが、行ったときは満席であった。

 

しかし、材料は中国語で書かれており、説明はフランス語なので、じっさいに何が来るかは注文してみないとわからない。わからないままに頼めば当然火鍋は、闇鍋のような料理と化してしまう。調理は直接IHの調理テーブルで行うため、アトラクション感が増す。大人数で行ってもよし、お腹が空いたときに一人で行くもよし。

 

 

 

(パリ)では珍しい具材:

おあげさん、ゴムみたいな太い乾麺、羊肉、内臓系、エノキ、豚のから揚げなど。

 

 

営業時間

12:00-15:00、18:00-23:30

月、水の午前は休み